
院長齋藤博
大阪大学基礎工学部情報工学科卒業。その後和歌山県立医科大学を卒業し、東京女子医科大学に入局。がんに対する免疫治療の研究などに従事し、青梅市立総合病院や至誠会第二病院で研鑽を積む。在宅医療を行うクリニックに転職したことをきっかけに、訪問診療を開始。2006年開業。
妹を亡くし、両親を看取った経験が
患者さんとご家族の役に立つ
脳外科医師としての仕事が日々忙しく、時間に関係なくいつも病院に呼び出されていた父の姿を見て、僕は小学生の頃から「医師にだけは絶対にならない」と思って育ちました。大学も情報工学に進学し、将来もそっちの道に進もうと考えていたんです。ところが大学4年生へ進級する前に妹が他界してしまい、両親は絶望、僕は途方に暮れて家族は崩壊してしまいました。親族から「医学部に入り直して、父親に生きる望みを与えてほしい」と言われたことをきっかけに、医師の道に進みました。医師となってからは大きな病院で診察や研究を行っていましたが、患者さんとじっくり向き合う時間が取れず、外来と在宅医療を行うクリニックに転職しました。そこでの経験が、訪問診療を始めようと思ったきっかけです。介護は本当に大変です。僕は妹の死に直面し、父と母の介護をして看取りもしてきました。その経験やこれまでのコネクションは、患者さんとご家族のお役に立てると思います。患者さんやご家族が、一瞬でも良かった思ってくださることが、僕の何よりの喜びです。
訪問診療に特化した
クリニックです
訪問診療では、患者さんやご家族とじっくり向き合うことができます。不安なことや心配事があれば、遠慮なくご連絡を。
診療方針は
「スロー&ステディー」
スロー&ステディーとは、ゆっくり着実に、という意味です。患者さんのペースに合わせ、親身で誠実な診療を心がけています。
一人の家族として
診療します
診療中はもちろん、その前後の時間も大切にしています。患者さんやご家族と会話し、家族の一員になった気持ちで診療します。
24時間体制です
昼夜関係なく、何かあればいつでもお電話してください。相談だけでも、医療以外のことでも構いません。
計画的診療を
行います
訪問診療で大切なキーワードの一つが、計画的診療です。当院では月2回の定期訪問を基本としています。
チーム医療を
大切にしています
医師、看護師、薬剤師、ケアマネジャー、ホームヘルパーなど、患者さんに関わる方々とは、チームとして連携しながら診療します。
当院へ連絡もしくは相談
まずは一度ご連絡ください。当院へ直接お電話していただいても構いませんし、問い合わせフォームからもつながります。ファクスも対応しておりますので、手書き用紙またはフォームをダウンロードしてお使いください。また、担当のケアマネジャーさんや訪問看護師さん、病院の相談員さんに、当院を使いたい旨をご相談くだされば、こちらからご連絡差し上げます。
在宅医療の説明
ご自宅もしくはご希望の場所へ、当院の相談員が伺います。その際に、在宅医療の詳しい説明や手続きの開始などを行います。わからないことや不安なことは、何でもお尋ねください。ご本人やご家族が、当院に来ていただくことも可能です。必要な場合はカンファレンスと呼ばれる、これまで患者さんに携わってきた専門職の方々との情報共有を行います。
初回訪問
入院されている患者さんは退院日など、ご希望の日に合わせて当院の医師が伺います。初回は院長が訪問し、患者さんやご家族のお話、お体の状態などを確認させていただきます。説明時に話しそびれたことや新しい情報があれば、遠慮なくお話しください。必要な情報はしっかりと引き継ぎますので、2回目以降は情報を引き継いだ担当医師が訪問いたします。
担当医師の定期的訪問
基本的に、定期訪問は月に2回です。デイサービスなど、他のサービスとかぶらない時間帯で、決まった曜日に訪問いたします。ただし、がん終末期の方や点滴管理が必要な方、そのほかにも、当院が必要と判断した方の場合は毎週訪問となる場合もございます。患者さんやご家族の生活、環境の変化に合わせて、訪問の曜日や時間などは調整可能です。気軽にご相談ください。
医療法人社団聖ベネディクト会 一生堂クリニック
京王線 仙川駅